コンプレッションラッチを選ぶ際のヒント: 過酷環境用途では材質も重要!
July 24 2025
コンプレッションラッチは、ドアやパネルとフレームをしっかりと閉じて固定する金物で、多くの産業用および業務用用途で不可欠な要素部品ですが、コンプレッションラッチが同じように作られているわけではなく、殊に過酷環境で求められる性能を得るには、用途に適した材質を選ぶことが非常に重要です。
高レベルの湿度、温度変動、腐食性化学物質や研磨粒子などが存在する過酷環境は、コンプレッションラッチの性能に大きな影響を与える可能性があります。このような状況では、ラッチに適した材質を選択することがさらに重要になります。
設計において、過酷環境で用いられるラッチの材質を選定する際に考慮すべき主なポイントは以下の通りです。
- 耐腐食性 - 腐食は過酷環境で一般的な問題です。腐食は性能低下を加速し、最終的にはラッチの故障につながる可能性があります。設計においては、ステンレス鋼、アルミニウムやプラスチックなどの、耐腐食性の高い材質を選ぶのが適切です。なかでも、ステンレス鋼は耐腐食性と耐久性を兼ね備えている点で優れています。
- 耐熱性 - 温度変動は、コンプレッションラッチの膨張または収縮を引き起こし、そのフィット具合と機能に影響を与える可能性があります。設計においては、耐熱性プラスチックもしくはステンレス鋼やアルミニウムなどの金属などの耐熱性に優れた材質を選択する必要があります。また、ラッチがさらされる最高温度と最低温度を考慮し、それに応じて適切な材質を選択する必要があります。
- 耐衝撃性 - 衝撃や振動は、コンプレッションラッチの破損や誤動作を引き起こす可能性があるため、たとえば強化プラスチック、鋼やアルミニウムなどの金属といった、衝撃やガタつきに耐えることができる材質を選択することが重要です。また、ラッチに対する最大衝撃力を考慮し、それに応じた適切な材質を選択する必要があります。
- 耐薬品性 - 機器の使用環境に、コンプレッションラッチを損傷する可能性のある腐食性化学物質が存在する場合は、その環境中にある特定の化学物質に耐性を有するプラスチックや金属などの耐薬品性に優れた材質を選択する必要があります。
適切なコンプレッションラッチの材質を選ぶことは、特定の状況での性能を発揮し、また製品寿命を確保する上で非常に重要です。設計においては、用途環境固有の要件に適した耐腐食性、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性が高い材質を選ぶことが重要です。このような点を考慮することで、最も過酷な環境でもコンプレッションラッチが高い信頼性と性能を発揮することができます。