次世代のSTトルクヒンジ
サウスコのSTトルクヒンジに、次世代バージョンとなるST-7A2 と ST-10A2が加わりました。これまでのトルクヒンジの利点をそのままに、従来品の2倍を超えるサイクル寿命を実現しました。
小型ながら優れた堅牢性と高トルクを特徴とし、パネルやフタ自体の重量にかかわらず快適な重量感で開閉操作や位置決めができるSTトルクヒンジは、小型ウェブカメラや民生用電子機器などの小型用途から、モバイルディスプレイ、液晶モニタ、POS/キオスク端末、医療機器や大型エンクロージャーのパネルまで、それぞれの用途に適した寸法とトルクを幅広く取り揃えています。このたび追加したST-7A2 および ST-10A2モデルは、従来品と同様の多用途性、強度や人間工学的な使いやすさに加え、サイクル寿命を大幅に増強しました。
ルクヒンジは最終製品の使い勝手や製品体験を向上できる手段として知られていますが、構造上、内部機構の摩耗が大きくなる性質があり、パネルの重量を相殺する負荷によって徐々に摩耗が進み、最適なトルクの維持が難しくなるため、長期にわたり繰り返し使用した場合には強度が低下し、トルクヒンジとしての機能が失われてしまう課題がありました。新しいST-7A2 および ST-10A2モデルは、内部機構を改善することでこの課題を解決しました。従来品に比べてサイクル寿命を大幅に伸ばすことで、最終製品の寿命にわたり、トルクヒンジ機能の維持を可能にします。
新しいモデルは、より高い負荷に対応する高負荷アダプタと、設計の自由度を高めるワイヤオフセットアダプタの2種を。従来のSTトルクヒンジを上回る幅広い用途設計に活用いただけます。
STトルクヒンジの最大の利点は、最終製品の使いやすさを向上できることです。今後の用途設計には、これまで以上に高い安全性と使いやすさが求められています。トルクヒンジはスムーズな動きに加え、パネルやモニタを好みの角度に調整することができます。重いパネルやモニタも楽に動かして最適な位置に調整でき、また急に閉じたパネルに手指を挟むなどの怪我のリスクを低減します。新しいST-7A2 および ST-10A2モデルは、使いやすさと安全性を向上することで、将来の設計ニーズに応えます。